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とてもシリアスなテーマなのに、
ユーモアでなんども笑わせてくれる。
でも、笑えば笑うほど悲しくもなる。
どんなに絶望的でも笑顔を絶やさず諦めなかった、
息子を取り戻すために人生を賭けた
世界一の肝っ玉母さん。
「愛とはなにか」の答えは
この映画にある!

サッシャ(ラジオDJ/金曜ロードショー ナビゲーター)

最愛の息子を取り返せ!
母の愛、いや、
“オカンのガッツ”が奇跡を起こす。

正義が成されない恐怖と、
戦い続けるオカンの日常。
そのコントラストが
とてつもないリアリティを生んでいる。

赤ペン瀧川(映画プレゼンター)

絶望や不安が際限なくあふれ出したとしても、
それが世界にある全ての色を奪うことは
できないだろう。
生きるとは、涙を流すことも、笑うことも、
どちらも疎かにしないこと。
おわりの見えない悲しみの真ん中でも、
彼女は歌い、ケーキを焼く。

伊藤亜和(文筆家)

「待ち続けた家族の愛」「母の力」
──メディアはそんな見出しを躍らせたがる。
けれどもここで問われているのは、
誰かを「悪魔化」したがる
社会のあり方そのものだろう。

安田菜津紀
(メディアNPO Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)

なんとパワフルで愛に満ちて
生命力のある母親でございましょうか。
一瞬コメディ映画かと思えるほど、
魅力溢れる母親に見えるのは
まさしくコメディエンヌ、
メルテム・カプタンの力。
しかし子の命に関わる奮闘ドラマは
実話がベースという衝撃の内容。
クスッとしたかと思えば、泣きそうになり、
気づけばすっかりファンになって応援していた
不思議な吸引力を持つ映画でした。

伊藤さとり(映画パーソナリティ)

まずこの物語が実話に基づいていることに驚いた。
国際問題に突如巻き込まれた無実の家族は
どんなに怖かっただろうと。
しかし、深刻な題材を扱いながらも
この映画が希望や陽気さを失わないのは、
主演のメルテムさんが
とんでもなくチャーミングだからだ!
この人すごい!
「子供のためなら何だってやるよ」

そんな母ちゃん愛を感じる映画です。

アキラ100%(お笑い芸人)

今さら何故「911事件トラウマ」の話なのか?
実は世界各地で、あれは現在に至るまで
各種の社会不安と「地続き」なのだ。
異文化からの攻撃の可能性は
常にブラックボックス的な猜疑心と
偏見を再生産する。
本作はその原理を良く描いており、
コメディタッチだが笑い飛ばせない。

マライ・メントライン(ドイツ公共放送プロデューサー)

肝っ玉母さんラビエと
人権派の弁護士ベルンハルト。
民主主義を貫くことが
これほどまでに困難なことかと、

長く遠い裁判の道のりを見ていて愕然とする。
それでも息子の無実を信じて突き進むラビエ。
母の愛は海よりも深く何よりも強い。
正義は必ず勝つのだ!

増田ユリヤ(ジャーナリスト))

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