世代を超え敬愛される、世界映画史が誇る孤高の映画作家 魂揺さぶる珠玉の4作品がデジタルリマスターで甦る。

二十世紀の至宝が今、スクリーンに甦る。

奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー セレクション

12/25(土) ロードショー! シアター・イメージフォーラム他にて

世代を超え敬愛される、世界映画史が誇る孤高の映画作家 魂揺さぶる珠玉の4作品がデジタルリマスターで甦る。

19世紀末にデンマークで生まれ、常に独創的で革新的な作品を生み出しながら、一貫して人間、特に女性の心の真髄をフィルムで捉え続けた、孤高の映画作家カール・テオドア・ドライヤー。 ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、イングマール・ベルイマンなどの巨匠たちからアルノー・デプレシャン、ギャスパー・ノエといった現代の先鋭たちにまで多大なる影響を与え世代を超え敬愛されています。
79年の生涯で長編14作品を発表、被写体を見つめ、モノクロームの世界を巧みに操り、新たな映画芸術の可能性を示し続けました。今回は、ゴダールが『女と男のいる舗道』で引用したことでも有名な『裁かるゝジャンヌ』と後期3作品がデジタルリマスタリングされ、スクリーンに甦ります。

古典的であることが奇跡のように前衛性に通じてしまうドライヤーの作品は、どれもこれもが傑作である。 あえて一本というなら『奇跡』を挙げようが、彼のすべての作品を見ていなければ、映画について語る資格はないと断言したい。

蓮實重彦(映画評論家)

カール・テオドア・ドライヤー Carl Theodor Dreyer,

1889年2月3日、コペンハーゲンで私生児として生まれる。経済的理由から養子に出され学校卒業後はジャーナリストとして活動、手掛けた映画評が大手映画会社の目に留まったことから脚本執筆を開始。1919年に『裁判長』で監督デビュー、スウェーデン・ドイツ・ノルウェーと様々な国で制作を続け『あるじ』(25)のフランスでの大ヒットが『裁かるゝジャンヌ』制作へと繋がる。1968年3月20日に息を引き取る。享年79。

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